無印良品の店舗に立ち寄ると、いつもふわりといい香りがしますよね。その香りに誘われてアロマオイル(精油)を買ってみたものの、「ディフューザーに何滴入れたらいいんだろう?」「お風呂で使って大丈夫?」と、いざ使おうとすると迷うことはありませんか?
数あるアロマの中で、無印良品が特に初心者さんに優しいのは、こんな理由があるからです。
- 品質への安心感: 無印のオイルは、植物から抽出した100%天然の「エッセンシャルオイル(精油)」なんです。
- 手軽に試せる: 10mlの小瓶から買えて、お値段も手頃なので、気軽にいろいろな種類を試せます。
- 関連アイテムも揃う: ディフューザーやアロマストーンなど、必要なものが全部無印で揃うのも嬉しいポイント。
この記事では、無印良品のアロマオイル(エッセンシャルオイル)の正しい使い方を、「何滴?」という疑問への即答から、ディフューザーなしで楽しむ方法、そして安全に使うための大切な注意点まで、徹底的にガイドします!
結論:「ディフューザーに何滴?」は部屋の広さじゃなくて“タンク容量”で!

アロマオイルを何滴垂らすか、これが一番の悩みどころですよね。実は、お部屋の広さよりも、お使いのディフューザーの「タンク容量」で決めるのが、無印公式が推奨する正しい方法なんです。
無印良品の超音波アロマディフューザーの場合、目安はこちらの表を参考にしてみてください。
| タンク容量 | 目安の滴数 | 主な該当モデル |
| 120ml | 2–3滴 | コードレス超音波アロマディフューザー(MJ–CAD2) |
| 350ml | 7–10滴 | 超音波うるおいアロマディフューザー(MJ-UAD1) |
(※これは無印良品モデルの目安です。他社製品をお使いの場合は取説を見てくださいね。)
たくさん入れすぎると、香りがきつくなって気分が悪くなったり、ディフューザーが故障したりするリスクがあります。まずは少ない滴数から試して、心地よいと感じる量に調整してみてください。
1.【王道】超音波アロマディフューザーの正しい使い方

アロマライフの基本中の基本、ディフューザーでの使い方と、長く使うための大切なポイントです。
- 使い方:
- カバーを開けて、タンクに新しい水道水を指定の目盛りまで入れます。
- 上の表を参考に、お好みのアロマオイルを垂らします。
- カバーを閉めてスイッチをオン!
- 大切なメンテナンス:
- 水は必ず**「新しい水道水」**を使ってくださいね。(浄水やミネラルウォーターはNGです!)
- 長く清潔に使うために、2〜3回使用するごとに、タンク内をきれいに掃除しましょう。放置すると、カビや故障の原因になってしまいます。
※無印良品公式取扱説明書より(コードレス超音波アロマディフューザー)
2.【器具なし】ディフューザー不要!簡単なアロマ活用法4選

ディフューザーがないご家庭でも大丈夫!火や電気を使わずに、すぐに香りが楽しめる方法をご紹介します。
① アロマストーン(素焼きストーン)
デスクやベッドサイドなど、「自分だけ」の空間に香りを広げたいときにぴったり。無印の素焼きストーンも可愛くて人気です。
- 使い方: 陶器のストーンに、アロマオイルを5〜10滴ほど直接垂らすだけ。オイルがじんわり染み込んで、優しく香りが立ちます。
② ティッシュ・コットン(一番手軽な方法)
「今すぐこの香りを試したい!」というときに。
- 使い方: ティッシュやコットンに、アロマオイルを1〜2滴垂らします。
- 安全な捨て方: 使った後のティッシュは、念のため水で少し湿らせてからゴミ箱に捨てるようにすると安心です。私は経験はないですが、自然発火する可能性があるため念のため湿らせましょう。
③ 手作りアロマスプレー
ルームスプレーやリネンウォーターとして、自分だけのスプレーを作っておくと便利です。
- 材料(30mlスプレーの場合):
- 無水エタノール:5ml
- 精製水(または水道水):25ml
- お好みのアロマオイル:合計10滴まで
- 作り方:
- 容器に「無水エタノール(5ml)」を入れます。
- 「アロマオイル(10滴)」を加えて、シャカシャカよく振って混ぜます。
- 「精製水(25ml)」を足して、さらによく振れば完成です!
- コツ: 布に使う場合はシミにならないか、目立たないところで試してから使ってくださいね。
④ 掃除|いつもの拭き掃除を快適に
いつものお掃除の仕上げにアロマをプラス。スッキリした香りで気分も上がります!
- 使い方: バケツの水にアロマオイルを2〜3滴垂らし、雑巾を浸して固く絞って床やテーブルを拭きましょう。(ペパーミントやレモンがおすすめです!)
3.【お風呂】アロマバスの安全で正しい手順

疲れた体を癒すアロマバス。ですが、精油は水に溶けないので、そのままお湯に垂らすと肌に刺激を与える危険があるんです。
安全に楽しむために、必ず「乳化」させてからお湯に入れましょう。
- 正しい手順(無水エタノールを使う方法):
- 小さな容器に「無水エタノール(5ml)」を入れます。
- そこへアロマオイルを1〜5滴加え、よく混ぜます。
- 浴槽のお湯に入れ、手でしっかりとかき混ぜてから入浴してください。
- バスソルトにしたい場合:上記の2で作った液体を、「天然塩(大さじ2程度)」に混ぜてから湯船に入れると、オリジナルのバスソルトになります。
※ちょっと注意! ベルガモットやレモンなど、一部の柑橘系のオイルには、肌についた状態で紫外線に当たるとシミや炎症を起こす「光毒性」があります。お風呂で使った後は、すぐに日光に当たらないように気をつけてくださいね。
4.【シーン・目的別】無印アロマオイルのおすすめの使い方

「使い方」がわかったら、次は「どの香りを」「どんな目的で」使うかです。アロマオイルを暮らしの中で最大限に活かすために、代表的な3つのシーンと、おすすめの活用法を詳しく解説します。
【シーン・目的別】おすすめ無印アロマオイルの使い方早見表
| シーン | おすすめの香り | 使い方例 |
| リラックス(寝室・リビング) | ラベンダー、ベルガモット、ブレンドのおやすみ | ディフューザー、アロマストーン(枕元)、アロマバス |
| リフレッシュ・集中(仕事中・勉強中) | レモン、ペパーミント、ローズマリー | ティッシュ(デスク)、ポータブルディフューザー |
| 芳香・消臭(玄関・トイレ) | ティートリー、ユーカリ、ひのき、レモン | アロマストーン、手作りアロマスプレー |
シーン1:リラックスしたい時(寝室・リビング)
一日の緊張や疲れを解きほぐし、心身を穏やかな状態へと導きたい時に使います。
- 選ぶべき香り: ラベンダー、ベルガモット、ブレンドのおやすみやくつろぎといった、鎮静作用や抗不安作用が期待できるフローラル系・柑橘系が最適です。ベルガモットは柑橘系でありながら、鎮静作用を持つ珍しいオイルです。
- 深掘り解説と活用法:リビングで使う場合は、帰宅後すぐに香りを感じられるよう、玄関から近い場所にディフューザーをセットするのがおすすめです。特に寝室で使う際は、就寝時間の30分〜1時間前から香らせ始めましょう。こうすることで、香りが「これから寝る時間だ」というサインを脳に送り、スムーズに深い眠りへと移行しやすくなります。枕元のアロマストーンに2〜3滴垂らすだけでも、パーソナルなリラックス空間が作れます。
シーン2:リフレッシュ・集中したい時(仕事中・勉強中)
気分が落ち込んでいる時、あるいは逆に頭をシャープにして集中力を高めたい時に役立つのがこのシーンです。
- 選ぶべき香り: レモン、ペパーミント、ローズマリーといった、清涼感や刺激作用を持つシャープな香りが向いています。特にペパーミントは、眠気を覚まし、思考をクリアにするのをサポートしてくれます。
- 深掘り解説と活用法:デスク周りや書斎など、作業をする空間で活用しましょう。大きなディフューザーよりも、ティッシュやコットンに1滴垂らしてデスクの隅に置く方法が、香りが強すぎず集中を妨げないためおすすめです。また、無印のポータブルアロマディフューザーを使えば、オフィスや外出先でも必要な時だけ香りを嗅ぐことができ、集中力の維持に役立ちます。
シーン3:玄関やトイレの芳香・消臭に
お客様を迎え入れる場所や、臭いがこもりやすい場所には、芳香だけでなく消臭や空気清浄の働きが期待できるアロマオイルを選ぶのが賢明です。
- 選ぶべき香り: ティートリーやユーカリのような抗菌・抗ウイルス作用が期待されるオイルや、レモンなどのフレッシュで消臭効果が高い柑橘系がおすすめです。また、ひのきのようなウッディ系は、落ち着いた高級感を演出しつつ、空間を清浄にしてくれる感覚があります。
- 深掘り解説と活用法:玄関には、火や電気を使わないアロマストーンが手軽で安全です。また、トイレには、消臭と除菌を兼ねてアロマスプレーを常備しておきましょう。(「手作りアロマスプレー」のレシピを参照ください。)使うのは数滴ですが、合成芳香剤とは異なり、天然のクリーンな香りで空間全体を清々しい状態に保つことができます。
5. 安全に楽しむための最重要注意点(ペット・赤ちゃんなど)

無印のアロマは天然成分ですが、使うときには細心の注意を払うことで、みんなが安全に楽しめます。
- 原液を肌につけない・飲まないマッサージなどで使いたい場合は、必ず無印のホホバオイルなどのキャリアオイルで薄めて(希釈して)から使ってください。飲むのは絶対にNGです。
- ペット(特に猫)への配慮
- 猫: 猫はアロマの成分を分解するのがとても苦手です。猫と同じ部屋でディフューザーを使うのは避け、基本的には別室での使用をおすすめします。
- 犬・その他: 使う量を半分以下にし、いつでも部屋から出られるようにドアを開けたり、換気をしっかり行いましょう。
- 赤ちゃん・子ども・妊婦の方
- 3歳未満の乳幼児: 肌への使用は避けて、香りを漂わせる「芳香浴」のみにしてください。
- 妊婦の方: 妊娠初期は特にデリケートです。使用NGの精油もあるので、必ず事前にかかりつけ医に相談してください。
6. 保管方法と使用期限

アロマオイル(エッセンシャルオイル)は、植物のエネルギーが凝縮された非常にデリケートな存在です。正しく保管しないと、香りが変質したり、肌への刺激性が高まったりするリスクがあります。お気に入りの香りを最後まで安全に楽しむために、保管のルールをしっかり守りましょう。
1. 精油の劣化の主な原因を知っておく
精油が劣化する主な原因は以下の3つです。
- ① 酸化(酸素): 精油の成分が空気に触れることで、化学変化を起こし、香りが変わったり、刺激物質に変化したりします。これが劣化の最大の原因です。
- ② 光(紫外線): 紫外線に当たると、劣化(酸化)のスピードが劇的に速まります。
- ③ 熱(高温): 高温になると精油の揮発性が高まり、成分が早く失われたり、変質したりします。
2. 正しい保管方法
これらの劣化原因を防ぐために、以下の方法で保管しましょう。
- キャップをしっかり閉める: 使用後はすぐにキャップをしっかり閉め、空気の侵入を防いでください。これが酸化防止の最も簡単な方法です。
- 冷暗所で立てて保管: 直射日光の当たらない、涼しい場所(冷暗所)に保管するのが鉄則です。冷蔵庫での保管も可能ですが、出し入れによる急激な温度変化が品質に影響を与えることもあるため、温度変化の少ない棚の奥などが最適です。
- 購入時の遮光瓶のまま保存: 無印良品の精油は、光を遮断する濃い色の遮光瓶に入っています。絶対に別の容器に移し替えたりせず、この瓶のまま保管してください。
3. 使用期限の目安
精油は、たとえ未開封でも酸化や劣化が進行します。開封後は特に注意が必要です。
- 一般的な精油(ラベンダー、樹木系など):
- 開封後 約1年
- 柑橘系の精油(スイートオレンジ、レモンなど):
- 開封後 約半年
- なぜ柑橘系は早いの? 柑橘系のオイルは、他のオイルに比べて酸化しやすい成分を多く含むため、劣化スピードが速いです。半年を過ぎると香りが鈍くなったり、刺激性が出やすくなるため、早めに使い切るようにしましょう。
(※香りがいつもと違う、どろっとしているなど、少しでも変化を感じたら、使用期限前でも使用をストップしてくださいね。)
7. 迷ったらこれ!初心者におすすめの定番アロマオイル3選

「種類が多すぎて、結局どれから試せばいいの?」と迷ったら、まずはこの「失敗しにくい」3本から選んでみてください。
なぜ「初心者」にこの3本を強くおすすめするのか、筆者である私の実体験も交えながら、1本ずつ深掘りして解説します。
1. ラベンダー|アロマの「万能選手」。まず持つべき最初の1本
「アロマオイルの王様」や「万能オイル」と呼ばれるラベンダーは、もし1本だけしか買えないとしたら、専門家でもこれを選ぶ人が多いほど、アロマテラピーの基本が詰まったオイルです。
- なぜ初心者向け?
- 圧倒的な汎用性(これ1本で何でもできる):リラックスの代表格ですが、真価はそれだけではありません。今回ご紹介した使い方(ディフューザー、アロマバス、スプレー、掃除)のすべてで高い効果を発揮します。アロマでできることの基本を、ラベンダー1本でほぼ全て体験できるのが最大の強みです。
- 香りの協調性(ブレンドしやすい):クセが強すぎない穏やかなフローラルハーブの香りは、他のオイル、特に次にご紹介する柑橘系と非常に相性が良いです。アロマブレンドの「土台」として長く使えるため、将来オイルを買い足していっても無駄になりません。
- こんなシーンに:
- 寝室でディフューズする「おやすみ前」の定番として。
- 仕事中にイライラした時、ティッシュやハンカチに1滴垂らしてデスクに置き、そっと深呼吸するだけで、張り詰めた気持ちが少しほぐれるのを感じられますよ。
- お風呂に入れて、1日の緊張をほぐしたい時に。
2. スイートオレンジ|「嫌いな人がいない」明るさNo.1の香り
アロマオイル独特の薬草っぽさや、ツンとした香りがもしかしたら苦手かも…という不安がある方にこそ、最初に試してほしいのがスイートオレンジです。
- なぜ初心者向け?
- 圧倒的な親しみやすさ(失敗しない香り):果実を絞ったそのままの、甘くジューシーな香り。「この香りが嫌い」という人がほとんどいないため、家族みんなが集まるリビングでの使用にも最適です。アロマ独特のクセが一切ありません。
- 日中も安心(光毒性フリー):同じ柑橘系でも、レモンやベルガモット(圧搾法)には「光毒性」があり、肌についたまま日光に当たるとシミの原因になることがあります。しかし、スイートオレンジにはその心配がありません。日中のアロマスプレーやアロマバスにも、時間を気にせず安心して使えるのは初心者にとって大きなメリットです。
- こんなシーンに(筆者の実体験):
- 私も、玄関にアロマストーンで香らせています。出かけるときにこのスイートオレンジの香りを嗅ぐと、「今日も1日頑張るぞ!」と自然に1日のスイッチが入るんです。
- また、仕事の休憩時間や、まさにこのブログ記事を書いている今も、デスクで香らせています。不思議と集中して作業に取り組める気分になります。
- クセがなく、苦手な方が少ない香りだと思っているので、来客時に玄関で香らせるのにも重宝しています。(個人の感想ですが、とてもおすすめです!)
3. ブレンドオイル「おやすみ」|“完成された香り”を手軽に
「ラベンダー単品はちょっと苦手かも」「自分でブレンドするのは難しそう」という不安をすべて解決してくれるのが、無印が誇る最高傑作のブレンドオイル「おやすみシトラス」です。
- なぜ初心者向け?
- 調合の手間がゼロ(これ1本で完璧):ベルガモット(シトラス系)やラベンダーなどが、無印によって絶妙なバランスで配合されています。初心者が単品でこれだけの香りの「深み」と「奥行き」を出すのは至難の業。**「買ってきたその日から、完成されたプロの香りが楽しめる」**のが最大の強みです。
- 単品超えのリラックス感(口コミNo.1):ラベンダーの落ち着きに、ベルガモットの爽やかさが加わり、単品のラベンダーが苦手だった人でも「これなら大丈夫」とハマるケースが非常に多いです。
- 目的が明確(失敗しない):「おやすみ」という名前の通り、使うシーンが明確。リラックスタイム専用と割り切れるため、「買ってみたけど使い道がなかった」というアロマ初心者あるあるの失敗がありません。
- こんなシーンに(筆者の実体験):
- まさに「おやすみ」の1時間前から寝室でディフューズするのに最適です。
- 筆者自身、就寝30分前から寝室にこの「おやすみ」ブレンドの香りを香らせ、ベッドに入ってからも香りを嗅ぎながら就寝するようにしたところ、翌朝の目覚めがとても良くなりました。
- (実体験 挿入)以前感じていた体のだるさや、朝の起きづらさがかなり軽減されたんです。これは、ブレンドに含まれるラベンダーなどのリラックスできる香りが、睡眠の質をサポートし、深い眠りにつけているからだと感じています。
8. よくある質問(FAQ)

- 無印のディフューザーは、他社の精油も使えますか?
-
はい、使えます!
ただし、100%天然の「エッセンシャルオイル(精油)」だけにしてください。合成香料入りの安い「アロマオイル」は、故障の原因になるので使えません。安全性を考えるのであれば無印のディフューザーにのみ使うのが1番ベストです。
- 猫がいる部屋で香らせても大丈夫?
-
基本的には「別室」が無難です。
猫はアロマの成分を分解できず、体調を崩すリスクがあります。どうしても使いたい場合は、短時間、極少量の使用に留め、換気しながら猫がいつでも退避できるようにしておきましょう。猫に限らず、ペットは人間とは違うので人間都合にならず、お互いを尊重した使い方を心がけましょう。
- アロマバスはバスソルトだけでOK?
-
バスソルトだけでは水に溶けないので「無水エタノール」で溶かすのがおすすめです。
バスソルトだけだと、精油が溶け切らずに肌に触れる可能性があります。まず無水エタノールで精油を混ぜてから、湯船に入れるか、バスソルトに混ぜて使うのが一番安全です。
まとめ|お気に入りの「香り」ひとつで、毎日はもっと豊かになる
お疲れ様でした!この記事では、無印良品のアロマオイル(エッセンシャルオイル)の基本的な疑問「ディフューザーに何滴?」への答えから、ディフューザーがなくても楽しめる簡単な活用法、そして一番大切な「安全な使い方」まで、私の実体験も交えながら詳しく解説してきました。
たくさんの情報がありましたが、まずは以下の4つのポイントだけ覚えておけば大丈夫です。
- 「何滴?」の正解は「タンク容量」で決める部屋の広さではなく、ディフューザーの水の容量(例:100mlで2〜3滴)が基準です。入れすぎは故障や不調の原因になるので注意しましょう。
- お風呂では「無水エタノール」で溶かすのが一番安全精油は水に溶けません。原液が肌に触れるのを防ぐため、無水エタノールやキャリアオイル、天然塩などで必ず「混ぜてから」湯船に入れてください。
- 安全への配慮を最優先に特にペット(猫はNG)、3歳未満のお子様(芳香浴のみ)、妊婦の方は、使用方法や使用できるオイルに制限があります。必ず安全を確認してから使いましょう。
- まずは「器具なし」からでもOKディフューザーがなくても、アロマストーンやティッシュに1滴垂らすだけで、あなたのパーソナルスペースを上質な香りで満たすことができます。
アロマテラピーは、難しいものでも、高価で特別なものでもありません。
それは、「自分の機嫌やコンディションを、自分でデザインする」ための、とてもシンプルで素敵な生活術です。
朝、玄関でスイートオレンジの香りを嗅いで「今日も1日頑張るぞ!」と1日のスイッチを入れる。
夜、寝室で「おやすみ」ブレンドの香りに包まれて、一日の緊張を解きほぐし、質の高い眠りへ誘(いざな)ってもらう。
このように、香りはあなたの心のオン・オフを切り替える、小さなお守りのような存在になってくれます。
この記事を読んで、「ちょっと面倒かも…」と感じた部分もあるかもしれません。
ですが、まずは今日ご紹介した中で「これならできそう」と思った使い方ひとつと、あなたの直感を信じて「この香り、好きだな」と感じたオイル1本から、気軽に試してみませんか?
無印良品の店頭には、たくさんのテスターが並んでいます。ぜひお気に入りの香りを「1本」見つけて、あなたの毎日を今よりもっと心地よく、豊かに彩ってみてください。
(参考:無印良品 エッセンシャルオイル、日本アロマ環境協会(AEAJ))
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